研究内容

元々好きでなかった食物を後に好きになる脳内メカニズムの解明

甘いものを好き、苦いものを嫌いと言ったように味には元々の好みがあります。その一方、様々な経験を経ることで、この好みは変化します。例えば、元々好きだった味をのちに嫌いになる現象は味覚嫌悪学習と呼ばれ、その神経メカニズムは多く研究されています。これに対し、元々好きでない、あるいは、嫌いだったものを後になって好きになる仕組みについてはよくわかっていません。私たちは新しく開発したマウス行動実験モデルを用いることで、そのメカニズムの実態解明に取り組んでいます。